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特集~著者×社長対談1
菅野菱公 『礼法つれづれ』 ―小笠原流礼法とともに―
小笠原流礼法斎号源菖斎 菅野菱公 VS 玉田尊英

美しき日本人のこころの伝承
長年の構想を現実に

玉田  先生、この著作の構想は長い間お持ちになられていたんですか。
菅野  ええ。仙台、山形、郡山などいくつもの教室で小笠原流礼法を教えていますと、生徒さんから「いつか先生、本にしてく
     ださい」と、いつも言われていましたので、いずれはと思っていましたが、なかなか書き始めるまでには至りませんでし
     たね。
玉田  それが書き始められた・・・
菅野  そうですね。体力、気力を考えると今しかないと思ったんですね。
玉田  でも、先生よくお書きになりましたね。400字の原稿用紙で250枚強ですからね。書くことが専門の人でもとても大変な
     のに。
菅野  書き始めたら、「本にしたい、残したい」という意地が出てきたんでしょうかね。サポートしてくれる皆さんに尻を叩かれ叩
     かれ10ヶ月近く掛かりましたね。
玉田  先生は小笠原流礼法では、32世宗家小笠原忠統先生の直弟子で、もう直接先生の御指導を受けた人は数少な
     いわけですから、その先生が師匠の教えを語られるということは貴重ですね。
菅野  そう言って頂ければ嬉しいですね。私は昭和40年代のはじめのころから、東京の先生の道場へ習いに行っていました
     からね。厳しい方でしたが、素晴らしい宗家でしたね。宗家のこころが伝わればと思いますね。


礼のこころを知ってほしい。
玉田  宗家の礼法の教えには作法の技術的なものだけではなく、その背後にある日本人の伝統的なものの考えなどが説か
     れていたわけですね。
菅野  ええ、宗家の教えを知って、身の回りを見ると何と日本人は醜くなったかと思いますね。それは、礼法の持つ日本人の
     おくゆかしい人と人の関係、つまり礼を行なうこころのあり方が分からなくなったからだと思いますね。
玉田  子どもたちを躾ける役割の、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが今では礼を行なう基本を知らないわけ
      ですね。
菅野  ですから、おかしいことにも気づかない。原点を知らないわけですから、分からない。そんなこともあって、ごく日常のな
     かで活用できる、礼のこころのあり方も分かるように書いたつもりです。若い人にも、お年を召した方にも読んでいただ
     けると思いますね。


予想を越えた新聞の反響
玉田  先生が福島民報にご著書の紹介に行かれ、出版と同時に大きな記事が出ましたね。
菅野  ええ、民報の社長さんがご覧になって、いい本だと感心され記事にしてくださったんですね。
玉田  「日常作法の手引書を出版、郡山の菅野菱公さん」と、本の内容もご紹介いただいた結構大きな記事でしたね。
菅野  そうです。わたしも驚きました。あのようにご紹介いただけるなんて考えていませんでしたから。
玉田  あの記事が出て、当社の電話はなりっぱなしでした。結局、すべての予定や目論見を越えて、部数が足りなくなり増刷
     することになりました。
菅野  本をつくる楽しさ苦しさはありますが、たくさんの読者の皆さんから反響があってとても嬉しい出来事でしたね。出版した
     甲斐があるというものですね。